こんにちは。ヨガインストラクターのオリエンタルムーンです。
40代になって原因不明の体調不良はありませんか?
そして、ここ最近痩せにくくなりませんか?
「なんか最近、食べてないのに痩せないな?!」
「なんでこんなに疲れやすいんだろう?」
「前は、もっと動けたのに?」
若い頃にはなかった悩みや、体調の変化を受け入れたい、と思いながらも
「時間は有限だから、一度きりの人生をもっと楽しみたい!」
と自分を追い込んでしまいがち…
そんな中で出会ったこの本は、ダイエットのことだけではなく、私が30代半ばからずっと考えて、悩んで、試行錯誤してきたことがそのまま書いてありました。
もっと早く出会いたかった本です。
漢方の考えにより説明されているこの本によると
35歳を過ぎると誰でも脂肪を分解する働きのある女性ホルモンの働きが低下し始め、それによって女性の体に脂肪がつきやすく太りやすくなっていくそうです。
でも、みんなそうなんですよね。
受け入れたくない事実ですがそれが普通、自然なことなんですね。
この本は、40代女性の太りにくい身体の作り方が書いてあります。
このような人に役立つと思います。
ぜひ最後までお読みください。
40代になってダイエットを試しても体重が落ちない
運動しても体重が落ちない
食べる量は変わらないのに太っている
40代、健康的に痩せたい
更年期、漢方で健康的に痩せる
著者:予約の取れない人気漢方医 木村容子先生
この本は、東京女子医大東洋医学研究所センターで研究所所長を務めながら診療もしている予約の取れない人気漢方医 木村容子先生が書かれたものです。
著者:木村容子先生
東京女子医科大学 東洋医学研究所
東京女子医科大学教授 東洋医学研究所所長 日本内科学会認定医 日本東洋医学会理事、専門医、指導医
お茶の水女子大学を卒業後、中央官庁に入省。英国オックスフォード大学大学院に留学中に漢方に出合う。帰国後、東海大学医学部に入学。2002年より現研究所に勤務。
私がこの本を読んだきっかけは、木村容子先生の漢方診断を受けたからです。
マスクでお顔はあまり見えませんでしたが色白で外見も綺麗な方ですが内側からが出ている美しさが印象的でした。ハードなスケジュールを毎日こなされていると思いますが、あんなに綺麗なのはやっぱり漢方の力なんでしょうね。
更年期に関する本もたくさん出されていますし
テレビやメディアにも多数出演されていますね。
あさイチ 有働由美子アナ「漢方初体験」受診のたびにアッチもコッチも悪い!
35歳から痩せにくい身体になる
この本の冒頭ではまずチェックリストがあり
食毒、瘀血、水毒の3つから
自分の体質をチェックできます。
そして、太りやすい体質を変えるための対処法と3段階に分けた加齢から見たアドバイスが続きます。更年期は、35歳から始まるそうです。
35歳から45歳はプレ更年期
45歳から50歳は更年期前期
50歳から55歳は更年期後期
ということは、更年期って20年もあるの?!
ショックですよね。
ですが、「養生」することで、更年期の期間と55歳以降の人生も楽に過ごすことができるそうです。
ダイエットのほかにもイライラ、冷え、便秘、肩こりなどの問題に対して五臓六腑に基づいた考え方の説明や
アロマセラピー、
ツボ、
食材、
ライフスタイルなど
具体的な対策が難しい専門用語はあまり使わずにわかりやすく説明されています。
後半には、エクササイズも。
40代ダイエット5つの誤解
この本は本当に有益なことがたくさん書いてあるのですが
一番インパクトのあった
【今まで常識だと思っていたダイエット】が誤解だったという章についてのまとめです。
【今まで常識だと思っていたダイエット】
✖️食事量を減らす
✖️脂質を摂らない
✖️激しい運動をする
✖️筋トレは太るのでしない
✖️ストレスを減らす
これらは誤解だったなんて・・・
食事量を減らす=痩せるという誤解
35歳を過ぎたら、
「一食抜く」
「◯◯しか食べない」
などの極端なダイエットは禁物です。
食べる量を減らして痩せても、筋肉量が減って痩せにくい体になってしまいます。
●解決策→懐石料理を意識したメニュー。
野菜、肉、魚をバランスよく食べた後最後に炭水化物を食べる。
脂質=悪者という誤解
脂肪は3大栄養素の1つで
脂肪を全く取らない事は痩せにくさにつながります。
コレステロールは女性ホルモンなどの様々なホルモンの原材料となっていますが、脂肪を分解する胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られています。
なので脂肪を分解するためにはコレステロールが必要と言うわけです。
●解決策→オレイン酸などの一価不飽和脂肪酸が多く含まれるオリーヴ油などを取り善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす
激しい運動=痩せるという誤解
ヘトヘトに疲れすぎてしまうほどの激しい運動は「気」のエネルギーが下がってしまうので逆効果になってしまいます。
若い頃はできたから、大丈夫!と無理な運動は控えましょう。
トレーニングは、身体の邪気を外に出して気をめぐらせるイメージしてイメージで行うことが大切。
●解決策→運動は、疲れるまでしない(ほどほどに)
筋トレ=太るという誤解
筋トレで筋肉が増えて太ったと感じるのは誤解です。
筋トレで筋肉量を増やすことが体温を上げ冷えが解消されて代謝が上がり太りにくい体になります。
そして成長ホルモンの分泌や、中性脂肪の分解も促します。
ストレスはダイエットに良くないという誤解
40代になると女性の多くが
「仕事に慣れてきてきたものの何か張り合いが感じられない」
「子供に手がかからなくなったことでぽっかりと心に穴が開いた」
と言う状態になることが少なくは無いのではないでしょうか。
そうすると、常に副交感神経が優位になってしまう状態にあります。
副交感神経=リラックスですが
仕事を楽にこなしたり面倒がなくなったことで副交感神経のスイッチが入ったままになってしまいます。すると、ダラダラとたべてしまったりメリハリがなくなり太ってしまいます。
●解決策→適度な緊張を保つ
40代になったら変えること
炭水化物を減らし、タンパク質、ビタミンを多く摂る
40代の女性にとってダイエットのために必要な対策は、筋肉を作ることです。
そのためにはタンパク質の摂取が必須になります。まずは「主食を先に食べてお腹をいっぱいにしない」ことに気をつけます。先にご飯やパンなどの主食を食べてしまうと他の他の栄養素が不足してしまうので、和食の懐石料理で出てくるメニューを参考にしましょう。
野菜 → 海藻類 →きのこ類 → 肉、魚など → 炭水化物
自律神経のオンとオフを意識した生活をする
昼間はよく動き、夜はよく休息すると言うメリハリを持った生活が自律神経の働きを促し、痩せやすい身体を作ります。
ツボを押して胃腸の調子を整えたり
毎日起床後と就寝前に体重を計るなど常に身体の変化に気を配り
その日の疲れはその日のうちに取ることが良いようです。
夜更かし、睡眠不足は食欲を増してしまうのでダイエットの大敵です。
この本のおすすめポイント
この本では、すべての章の終わりに
「セルフケアポイント」
が箇条書きでまとめられていて一度読んだ後でも見直しがしやすくなっています。
例えば、代謝を良くする食べ方の章では、このように書かれています。
朝食10、昼食8、夕食6という1日の流れを意識する
間食はやめて「お腹がすいた感」をきちんと味わう
懐石料理のメニューの順番を意識する
野菜、海藻類、きのこ類を先に食べ、タンパク質をしっかりとる
寝る前の間目にオススメは甘酒
文章だけだと
「読んだつもり」
になってしまいますが
「じゃあ、何をすればいいの?」
と思った時すぐにポイントが分かり取り入れられるのでとても便利です。
この本の残念ポイント(個人的意見)
この本では、更年期を守り、攻めることで
不調を緩和できることがたくさん書いてありますが
「守り」のための生活全般についてのアドバイスを木村先生が
「攻め」のためのエクササイズを西沢実佳先生に書かれています。
西沢先生は、ピラティスやタンスなどを多くの人に指導してきた方で1日5〜10分でできるようになっています。が、個人的には、
こういうのは本を見ながらするのはちょっと難しいです。
左脳タイプの男性なら活字で理解する方が分かりやすいと思いますが右脳のタイプが多い女性は動画やせめて写真のほうがわかりやすいかなと思いました。
もちろんこれらのエクササイズは有効なものだと思います!
ヨガのような動きも多いので呼吸や手足の位置などの詳しい説明があるYouTube等のヨガもいいかなと思っています。
更年期を認め、受け入れる
いかがでしたか?
このようなことに気をつけて
40代を快適に過ごすために養生していきましょう。
【40代快適に過ごすための更年期対策】
・ムリしない
・今の自分の適量を、お腹が空いてから食べる
・炭水化物を控えエネルギーを補うものを食べる
・自律神経のオンとオフのあるライフスタイル
・激しい運動より、気(エネルギー)を巡らせる
・筋肉をつける
「更年期なんてまだまだ先のことだと思っていたのに・・」
自分の老いを認めるのは容易なことではありませんよね。
そして、これが20年も続くなんて、、正直怖いです。
私は、30代半ばから今までと違う原因不明の不調があると
何か自分は健康に悪いことをしているのではないか?
ライフスタイルが悪いのでは?
もしかしてメンタル疾患!?
など色々と心配し、
病院で検査をしたり
ときには自分を責めることもありました。
でもそれは女性として当たり前のことだったのですね。
そのころの自分と40代の女性に言いたいことは、
40代は自分にやさしく。がんばってはいけない!
ということ。
この本にもっと早く出会いたかったです。
もしあなたが自分の体調に変化を感じていたら、この本を読んでみてください。
ラクになるヒントがたくさん詰まっています。