こんにちは。ヨガインストラクターのオリエンタルムーンです。
ホットヨガって汗がたくさん出るから、気持ちがいいですよね。
汗をかくと、やせるような気もするし。
でも、じゃあ常温のヨガはどうなの?と思う方もいるかもしれません。
実際、ヨガについてよく聞かれることのひとつに、ホットヨガの質問があります。
・ホットヨガはやせるの?
・身体にいいのはホットヨガと常温ヨガどっち?
・やせるヨガの種類が知りたい
という方に向けてこの質問への私の考えと、やせるヨガについて説明します。
ホットヨガはやせるのか
結論から言いますと、ホットヨガはやせません。
汗を大量にかくので、すごく運動したようなやせたような気分にはなります。
もし、ホットヨガでやせた人がいるのであるとすれば、むくんでいた身体から水分が出て一時的に体重が落ちたか、冷え性だったけどそれが改善された、運動によってストレスが解消された、などが理由でしょう。
でも、ホットヨガに通いつめるのは身体にとって大きな負担になります。
ホットヨガは危険
私の考えでは、ホットヨガは危険だと思っています。
そもそもホットヨガは、ピグラムヨガの創始者インド人のヨガインストラクター ビクラム・チョードリー氏 が日本に来て始めたものです。インドの気候のように高温多湿にした室内でのヨガになります。
ビクラムヨガ 、 ビクラムヨーガ ( BIKRAM YOGA) は、 ビクラム・チョードリー ( 英語版 ) が現代 ハタ・ヨーガ の技術をアレンジして考案した現代ヨーガの一種である。. 温度約40℃以上・湿度40%の室内環境、26種類のポーズ( アーサナ )、2つの 呼吸法 を90分間のグループレッスンで行う。
Wikipediaより
灯油ヒーターで温度を上げている
日本の冬は寒いですが、部屋を40度にまで上げるのには当然暖房が必要になります。
そこで使っているのは灯油ヒーターです。
私もインストラクターになる前に大手のホットヨガに行ったことがありますが、20畳ほどの部屋で灯油ヒーターを5〜6台ガンガンに使い、室温をあげていました。
あの密室の中で二酸化炭素を大量に排出しているヒーターの隣で深呼吸・・想像しただけでもどんな感じなのかはお分かりかと思います・・・
体調を崩すインストラクターが多い
密室で灯油ヒーターは身体に悪いのはもちろんですが、特に冷えていない人や暑がりの人にとってホットヨガは地獄です。
でも、インストラクターはそこで定期的にレッスンを行わなければなりません。夏は暑すぎるし、そのほかの季節も外との温度差に自律神経がやられてしまう人もいます。また、生理の周期が乱れてしまったり、体調を崩してやめる人も多いです。
身体への負担がとても大きいので、私の友達でも若く新人の頃はホットヨガで経験を積み、そのあとは常温のヨガレッスンに移行する人もいました。
【結論】ホットヨガより常温のヨガがおすすめ
ホットヨガでやせたい理由は?
これらの理由から、私はホットヨガよりも、常温のヨガをおすすめしています。
ホットヨガでやせても身体を壊しては元も子もないですよね。
健康的にやせなければ、意味がないのです。
やせるためにヨガをしているのであれば、その理由を考える必要があると思います。
ホットヨガでやせたいのはなぜですか?
おしゃれをしたい?
キレイになりたい?
健康的な生活をしたい?
何かのイベントに向けて?
その理由を考え、一度書き出してみてください。紙より簡単な携帯のメモなどでも大丈夫です。
やせるヨガは?
大切なのは自分を知ること
ヨガにはリラックス系からハードなものまで本当にたくさんの種類があります。
運動量が多いヨガは、アシュタンガやヴィンヤサヨガなど流れるような動きのあるヨガですが、正直なところ、一概にやせるとは言い切れません。なぜなら、やせる、やせないという問題はかなり個人差があるからです。
私たちは、毎日同じ24時間を生きていますが、体質、性格、年齢、食の好み、ライフスタイル、環境、ストレスも十人十色です。
その中でやせたいのであれば、自分を知る、ということが一番の手がかりになります。
今までほとんど運動をしてこなかった人がいきなりハードなヨガをするのは控えたほうがいいですし、食生活が乱れていたり、忙しくて心に余裕がなかったり精神的にアンバランスな時に身体に重い負荷をかけることは、時としてエネルギーを消耗させ、心身を疲れさせてしまうということにもなりかねません。
今のあなたに必要なヨガはどれ?
人と比べずに、自分が今必要なことを考えてみましょう。
本当にただの運動不足、スタミナも元気も時間もある!という方はアシュタンガヨガを毎日ガンガンやってエネルギーをUPさせてください。確実に、痩せます。
体力に自信がない、まずはストレッチ程度から始めたい、というのれあれば、リラックス系のヨガを少しずつ、
ストレスが溜まっているのであれば、自分の内側を見つめなおす、陰ヨガがおすすめです。
まとめ
健康な心と身体
今回は、ホットヨガよりも常温ヨガのほうがいいよ、というお話でした。
冷え性などで温かい環境のヨガがしたい!という方は、岩盤ヨガなど空気が汚れないところでのホットヨガならいいと思います。(週1とか、あまり高くない頻度で)
【ホットヨガが危険な理由】= 身体にとって悪い環境
・灯油ヒーターで高温多湿の環境を作っている
・体調を崩すインストラクターが多い
【タイプ別 おすすめのヨガ】
体力&元気ある | アシュタンガヨガ / ヴィンヤサヨガ |
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体力ない | ストレッチ系のヨガ / リラックス系ヨガ |
ストレスが溜まっている | 陰ヨガ |
そしてまずは、この質問を自分にしてみてください。
「なぜやせたいの?→今の自分に必要なことは何?」
この質問の答えがあなたの必要なヨガを教えてくれます。
でも、ヨガは「やせるため」というより、自分の適正体重になり、心身ともに本来の健康的な身体と心に近づけてくれるものです。
それを忘れずに、自分らしいスタイルを創っていきましょうね。