ひとりリトリートに最適の養生園
こんにちは。ヨガインストラクターのオリエンタルムーンです。
家族で旅行もいいけど、たまにはゆっくりひとり旅したい!と思いませんか?
「リトリート」とは、「退去・隠居・避難」という意味です。仕事や家庭・人間関係などの日々の忙しい生活から離れ、自分だけの時間も持ったり、リラックスすることで疲れを癒すことです。
私たちの毎日の生活は忙しさに負けて、自分と向き合う時間を持つことや心からリラックスできる時間はそれほど多くないですよね。
休む暇なく進んでいく人生の中で、自分自身と向き合い、休みを与えてあげることも必要なこと。そこで、日々頑張る自分にさまざまな方法で、リラックスの時間を与えてあげましょう。
でも、普通のホテルではつまらないし、ひとりだと居心地も良くなさそう・・
今回はホテルよりもっとシンプルで、自分らしくて、気持ちの良いところでリラックスできる旅ーひとりリトリートできる施設を紹介します。
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養生園はホテルではありません
一言で言うと、インドのアシュラムみたいな感じで、ホテルではありません。
アシュラムとは
インドにある僧院です。文化遺産でもあります。スラムというというサンスクリット語からくる言葉で、S.S Chandraによると、そのテーマは「人生の旅の中のステップ」とされています。インドのアシュラムでは一日中ヨガや瞑想のレッスンを受けることができます。簡素な宿泊施設もあるのでドロップインクラスだけでなく長期間滞在もできます。ベジタリアンの食事が提供されます。
そのゴールは禁欲的、精神的なヨーガを指すと言われています。
養生園はヨガや散歩のワークショップが毎朝あり、
1日2回、決まった時間にベジタリアンの食事が出ます。
トイレ、お風呂(温泉)は共用。
アメニティはないので歯ブラシなども持参。
部屋には、時計、テレビや冷蔵庫、タオル、wifi、ティッシュや鏡、ゴミ箱さえもありません。
ルームサービスはもちろん、コーヒーセットもポットもないです。
シーツも自分で取り換える、食べたあと食器類は自分で洗うなど、基本的なことは自分でやります。
なぜ養生園?
「養生園」と言う名の通り、ここは養生する場所です。
養生(ようじょう)とは、生を養う、すなわち人間の身体の状態を整えること、健康を増進すること、病気の自然治癒をうながすことなどを指す。
老荘思想と養生の成立戦国時代ー後漢時代の中国では、戦争が相次ぎ、世が乱れ、世俗的になっていた。そうした世俗的な世から逃れるために隠遁を重視したり、無為自然を重視す老子や荘子などの思想が盛んになり、その動きの中で、過度な飲食を慎み、規則正しい生活を重視した養生という考え方が生まれた。その後、養生は、疾病予防、強壮、老化防止などの手段として医学に取り入れられていった
Wikipediaより
「過度な飲食を慎み、規則正しい生活を重視した養生という考え方が生まれた。その後、養生は、疾病予防、強壮、老化防止などの手段として医学に取り入れられていった 」
そうなんです。
なんだか、最近過度なことが多すぎて、、どれがいいのかわからなくなっているような気がすることはありませんか?
毎日の生活でも、お腹が空いていないのに
「時間だから食べよう」
「美味しそうだから食べよう」
多分いらないけど、
「必要そうだから、買う」
「セールから買っておこっと。」
もう読まない本、
使わないもの、
何年も着ていない服。
「使うかもしれないから、とっておこう」
それって本当に必要?そういうもの、ことを静かに考えるために。
養生園、オススメするひと、しないひと
現代人が1日に得る情報量は、江戸時代の1年分だそうです。私たちの生活は、いつも手にはスマホを持ち、本当に情報が多いですよね。何かを決める時の情報も、買い物もSNSも、便利ですが使いすぎると疲れてしまいます。
心が疲れたときは、自分を癒すことが大切。
こんな時に養生園はオススメです。
【養生園をおすすめするひと】
・ヨガのスピリットが好きな人
・SNS疲れ
・いつも時間に追われている
・悲しいことがあった
・静かに考えたいことがある
・自然の中でゆっくりしたい
逆に、養生園をオススメしない人は
【養生園をおすすめしないひと】
・ひとりでいることが好きではない
・田舎(不便なところ、静かなところ、虫や土などの自然)はニガテ
・ホテルはラグジェリアスなところがいい(高いホスピタリティー、プロフェッショナルさは欲しい)
・ベジタリアンはニガテ
・食事は1日3回しっかりとりたい
養生園のデメリット
養生園のスタッフは宿泊者を「お客さん扱い」はしてくれません。
「自分の役割をやれる範囲でやっている」という感じです。なので、ヨガの先生は初心者ですし、受付(フロント)もにこやかに手厚いサービスは期待しない方がいいです。
ある意味それは自然なことであるとは思いますが、あくまでも「いかに自分にフォーカスできるか」という視点を持った方がいいかもしれませんね。
まとめ
養生園、あなたは楽しめそうでしょうか?
ひとりでゆっくりして心と身体を癒す場所としてはとてもいいところだと感じます。
もし、ピンときたら・・ぜひ行ってみてくださいね。